エチオピアではコーヒーに関して、3種類の飲み方をする場合があります。

@コーヒーの生豆/写真奥  Aコーヒーの殻(ハスク)/写真手前右  Bコーヒー樹の葉/写真手前左

*ハスクはカフェインが多く力強い味で、AとBは塩を入れて飲むことが多いようです。


コーヒー・セレモニー
エチオピアでコーヒーは一般的に飲まれていますが、約100年の歴史を持つコーヒー・セレモニーは、“来客のもてなし” “祝い事” “祭り” 或いは “隣人との付き合い” 等に際して執り行われる大切な習慣となっています。
コーヒーセレモニーに必要な物
日  本  語 英    語 アムハラ語(エチオピア公用語)
1 コーヒー豆 Coffee beans YE BUNA FIRE
2 Water WOHA
3 鉄鍋 Roasting Pan MIT−TAD
4 ひっかき棒 Stirring Sticker MAMMA−SEYA
5 火鉢 Bazier MIDDIDJA
6 木炭 Chacoal KESSEL
7 Mortar MOUKKECHA
8 Pestle ZENEZZENA
9 素焼きポット nglazed Pottery Pot  JJEBENA
10 コーヒーカップ Coffee Cups YE−BUNA SINNI
11 香炉 Incense Burner YE ITTAN MACHESSA
12 松脂 Pine Resin ITTAN
13 乳香 Frankincence KERBE
14 縁台 A Stool(Bench) BERCHUMMA
15 緑草 Green Grass SSAR
16 コーヒーに入れるハーブ Harbs TTENNADAM
17 おつまみ ポップコーン Popcorn KKOLLO
18 おつまみ パン Bread DABBO
19 おつまみ PITTA Pitta KKITTA

<コーヒーセレモニーの手順>

コーヒー・セレモニーは女性(お客様の場合は主婦が、友達の場合は娘がその役割を果たす)によって執り行われます。

  1. 主婦は来客を迎える準備として、部屋の隅に新鮮な緑草をまき、自然の香り漂わせ、その上にレカボットゥ(コーヒーカップを乗せる台)、火鉢、ポット等必要な物を乗せます。

  2. 婦は部屋の隅に置いた椅子に坐り、木炭用の火鉢でコーヒー 生豆を煎る準備を整えます。

  3. 来客は主婦を囲む形の半円形になって坐り、コーヒーが出来上がるのを待ちます

  4. まずコーヒー生豆をよく水洗いした後、鉄鍋に入れ、マンマセヤ(掻き混ぜる鉄の棒)を使いながらむらなく炒り上げます。その間に雰囲気を盛り上げるため、香炉で松脂、乳香 などを焚きます。

  5. 炒り上がると、コーヒー豆の芳香を愉しんでもらい、その後、炒りたてのコーヒーを臼と杵ですりつぶします。
  1. 素焼きのポットで湯を沸かし、すりつぶされたコーヒーの粉を加えて、煮立たせます。

  2. 粉を下に沈めた後、主婦はポットの中のコーヒーをカップに注ぎ、来客に勧めます。
    最初の一杯は、主賓若しくは長老に注がれ、その後も序列に従って注がれていきます。また、つまみとして “ダボ/小麦とコーンで作ったパン” “コロ/大粒の大麦を焦がした物” “ポップコーン/塩味” 等を勧めます。

  3. 全員が飲み終わった後、ポットに水を入れ、粉はそのままで二番煎じのコーヒーや三番煎じも出されることがあります。
    一番煎じは香味豊かなコーヒーで“アンデンヤ(ANDDEGNA)”二番煎じは“ホゥラテンヤ(HOULETEGNA)”三番煎じは“ソステンヤ(SOSTEGNA)”と呼ばれており、昔から一番煎じはブラックで、二番煎じ以降、砂糖、塩、バター、香草等 を加えて飲まれる、と言われていましたが、一番煎じから砂糖を入れて飲む人も多いようです。

    *注:一番煎じを “アボル” 、二番煎じを “トナ” 、三番煎じを “ベレカ” と呼ぶ地方もあります。

  4. 主賓若しくは最年長者が接待側に対し、お礼の言葉を述べて、コーヒー・セレモニー(1〜2時間程度)は終わり ます。

インジェラ

 エチオピアで日本のお米に当たる主食がインジェラです。

 インジェラはテフ(穀物)の粉末に水を加えて練り上げ、それを焼いたもので、日本の感覚ではクレープを多少厚めにした感じです。味は酸味が割と強く、このインジェラにおかずを包んで食べますが、当然のことながら箸はなく手で食べます。
 
 おかずは辛目の香辛料を加えて鶏肉、牛肉等を煮込んだものが多く、この辛さが酸味とうまく調和して、味は最高!
インジェラを鉄板に流し込む  焼き上がり
編みカゴに入れて保存
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