エチオピアのコーヒー農園並びに精選風景

ハラールに向かう
ディレダワから車で1時間半の道程でハラールに入りますが、その途中には人々が農産物等を並べて販売しており、時には束の間のひと時コーヒータイムを愉しむ光景も。
幹線道路を過ぎると素朴で伝統的な家々が立ち並んでいます。

ハラールの市街地は昔から門に囲まれており、今も多少名残をとどめています。また、その内側では人々が思い思いに店を出していますが、物品の運搬は今も昔もロバと人の頭に頼っています。

 

 

*ハラーコーヒーエリア
標高2,500mの高地の天気は移り変わりが激しく、この気象環境が素晴らしいハラーコーヒーを生み出しています。
通常11月から収穫が始まります。
ハラーの農家は殆どが0.5エーカーで大きくても3エーカー程度の、全てがガーデン・コーヒーで、下の写真は典型的な農家の茅葺の家と農園です。また、下の写真の3人はそれぞれ農園主です。
このエリアにはコーヒー・ボードの苗木生育所があり、ボードのコントロールの元、1万本の苗木が作られています。人なつっこく陽気な人々が働いています。

*シダモコーヒーエリア(標高2,000〜2,500m)

このエリアのコーヒーからウォッシュド・コーヒーとアン・ウォッシュド・コーヒーの二種類作られます。

 また、シダモ・コーヒー・エリアの南端からイルガチェッフェ村(標高2,500m)までの約35km間にコーヒーが

 栽培されており、このエリアのコーヒーがイルガチェッフェの名で取引されています。

このイルガチェッフェはマーケットの知名度が高い高品質なコーヒーで、生産量は500〜600トンしかない貴重品です。

典型的な農家 熟す前の状態 赤く熟したコーヒー豆
赤く熟したコーヒー豆 収穫(人の手で丁寧に)

因みに、同国は大半が天日乾燥で、ウォッシュド(水洗)は3〜4日、アン・ウォッシュド(非水洗)は1週間かけて仕上げています。
収穫したコーヒーチェリー
ウォッシュドコーヒー用の水槽 

非水洗コーヒーはチェリーのまま天日乾燥されます。

水洗処理されたコーヒーは天日乾燥に回されます。
エチオピアは主要輸出産品であるコーヒーの輸出を更に増加させたい意向を持っています。その為には輸出規格に合うコーヒーを増やすことと、品質の向上を目指した品質管理の充実並びに、民間輸出業者にコーヒー輸出拡大をさせ外貨の獲得に力を注いでいます。

エチオピア・コーヒー・ココア・オーソリティ
エチオピアのコーヒーは全てオークション(週2回、13:30〜15:30)にかけられます。しかし、その前にエチオピア・コーヒー・ココア・オーソリティにより品質チェックが行われ、不合格のコーヒーの輸出は認められず、国内用に回されます。1965年まではハラーとジマだけで、その後、レケンプチ、シダモ、イルガチェッフェの名で取引がなされるようになりました。

オークション会場全景 オークション風景 オークションを待つコーヒー
*コーヒーの品質チェックは2回行われます。(このチェック体制は2年前から始まりましたが、ウォッシュド・コーヒーは1979年から行われています。また、ウォッシュドはパーチメントの状態で持ち込まれ、オークション前に脱穀、焙煎しカップ・テストを行います。
一回目はオークション前に、アン・ウォッシュドは4カップ、ウォッシュドは5カップ、二回目は船積み前に、アン・ウォッシュドは6カップ、ウォッシュドは10カップ行われます。

輸出業者の精選工場(MPC社)

*アジスアベバの品質管理室並びにアン・ウォッシュドコーヒー精選工場(標高2,500m)

精選工場では、買い付けた生豆を、始めに機械の選別機にかけ(この段階で20%目減りする)、次にハンドピック工程(この段階で25%目減りしますので、結果生豆の75%が輸出規格となります)に移ります。ハンドピック台(6〜7名で担当)は約30台あり、約180人の女性で1ロット(300袋/60kg入り)を2〜3日かけて選別しています。
*ディレダワ・ハラー精選工場(標高1,250m)

この精選工場ではハラーLB、BGが精選されていますが、ハンドピック(約70名)要員は全て女性、1日8時間(朝7時から)の作業でLBは3日間、BGは1週間かけて270袋(60kg)を輸出規格に仕上げています。

また、輸出港のジブチは高温で熱く、1日以上コーヒーを置かないようにするため、ヤンニ社長の弟を派遣しており、船積み1日前にコーヒーが到着するように気を使っている、との事。

 <精選工程>

@機械で大まかな選別(狭雑物並びに小粒除去)

A一人当たり1〜2袋を手選別

B全員で手選別

C機械で最後の選別(小粒な石除去が主目的)

D袋詰め

 上記選別により、モカ ハラーコーヒーは出来上がります。

エチオピアメニューに戻る