ライムライト

店名      コーヒーハウス ライムライト

住所      鹿児島市東千石町11−3

電話      (099)225−5411

営業時間   9:30am〜10:00pm(年中無休)

最寄の駅   鹿児島中央駅

 昭和61年3月創業の鹿児島の珈琲文化を変えたと言われるお店“コーヒーハウス ライムライト”。一歩店内に足を踏み入れると珈琲文化が漂う調度品の数々と深い珈琲の香りに包み込まれます。カウンターからひしひしと伝わってくる珈琲への「ひたむきさ」が1杯の珈琲をいっそう美味しく演出しています。抽出される前には、必ず最終のハンドピックが施され、軽やかな豆の音に心地良さが伝わってきます。その後、自作のネルから一本の糸状に落ちる珈琲は、豆の種類によって使用される量が変わり、最高の1杯にふさわしい澄んだ珈琲が抽出されていきます。カウンター越しに、時間と技が作り出す作品を覗いていると、‘こうして丁寧に淹れていただいた珈琲だから・・・’と、ある種の心地良い緊張感に襲われてきます。そんな気持ちの中での1杯は、至福の時と安らぎさえも約束してくれます。

 一方、店長の園田さんは、お客様が家庭で抽出するときに大切なことは、「珈琲を楽しむ心と 質の良い新鮮な珈琲豆さえあれば 淹れる技術が多少拙くてもどなたでも馥郁たる美味しい珈琲が自分のものとなるでしょう。 珈琲との出会いがより豊かな生活をもたらすでしょう。」と、肩肘を張らずに珈琲に接することこそが、美味しい珈琲との出会いのきっかけと言います。多くの方に美味しい珈琲を提供したいと、季節による嗜好の変化を考慮した“秋味”が好評となり、今後の自信作も楽しみになります。


 本当に美味しい珈琲は、素敵な時間の流れと空間と共に提供されます。この店のカウンターに座っていると、そんな贅沢な時と味が楽しめる気がしました。


可否館

店名      自家焙煎珈琲 可否館

住所      鹿児島市永吉町2−30−10 

電話      (099)286−0678

営業時間   11:00am〜10:00pm (平日)
         11:00am〜11:00pm(金・土・祭日前日)

最寄の駅   鹿児島中央駅

 
 館長(この店では、オーナーをこのように呼ぶ)の永田幸一郎さんは、珈琲は<味+α>によって提供されなくてはならず、そのαによって、お店の個性が引き出されると言います。朝には、クラシック、昼はボサノバ、夜はジャとBGMを変えるように心がけており、気分転換に来られるお客様が一番落ち着く雰囲気作りを考えています。「和の中に潜む珈琲という洋の味わい」。この店の珈琲で何を訴えかけられるのか?そんな飽くなき挑戦が、カウンターに座ってじっくりと点てられる珈琲を見ていると感じさせられます。

 コーヒーにおいては‘コーヒー本来の甘味’を追求し、いかにしてその甘味を出すのかが、生豆の選択、焙煎、粉砕、抽出と各項目ごとにこだわりが見えます。口に含んだときに広がる甘い香りは、のど元を過ぎるころにはすっと消え、飲みやすさの中にも味わいが広がり、飲んだ後から余韻を誘うようになっています。特にお勧めのモカ系の豆は、少し深煎りにされ、いっそう心地良い香りを店内に放っています。

 館長のささやくような言葉と、ゆっくりと刻まれる時間の中で、モカの香りが優しく心に響いてきました。

時間を忘れそうになる一瞬には、ここの珈琲といっしょでありたい。

そんな深い味わいと、優しい人に出会えたお店でした。


マリアッチ

店名      自家焙煎 マリアッチ

住所      鹿児島市武3−7−8 

電話      (099)259−5180

営業時間   10:00am〜9:00pm (水曜日定休日)

最寄の駅   鹿児島中央駅

 スペイン語で結婚を意味する‘マリアッチ’。カウンターを合わせて、15席という小さな店の中で、壮大なコーヒーロマンを持ったお店です。

オーナー安藤和義さんのコーヒーとの出会いは、中南米航路の乗組員時代で、見習の最初の仕事が美味しいコーヒーを点てる事だったと言います。それ以来約20年、片時も離さない<焙煎データ>は40冊を越え、膨大な資料から見えてくる品質管理は、月に一回、10人〜15人程度で行なわれるコーヒー講演会の貴重な資料として活用されています。

 

 コーヒーの美味しさは、「情熱のほろにが こだわりの直火」に隠れる「感性・理論・伝承・技術」にあるとオーナーは言います。熱がコーヒーをすべるときに香りは形成され、豆にかかる圧力によって、コクが生まれると言います。こうした技術を毎日忠実に再現するために、店の奥に設置された焙煎室には大きなストーブが置かれ、一年中37℃〜38℃に設定されています。こうしたこだわりこそが、お客様への安心感と信用につながり、高品質の商品をお届けできると感じました。またオーナーがキャンプ場などでのコーヒー教室を開催している姿を見ると、素敵な環境でのコーヒーが、いっそう美味しさを増し、‘美味しいコーヒーの人口’増加に大きく貢献しているようにも思えます。

 

 コーヒーは、基本さえしっかりとすれば、美味しくいただけます。しかし、その中に含まれる作り手のこだわりや、情熱が汲み取れれば、さらに美味しいものに変わってきます。この店のネルで丁寧に点てられたコーヒーも、キャンプ場で点てたコーヒーも、素敵な時間には欠かせないもののように感じます。